不動産売却後の確定申告ですべきこと
不動産を売却した際には、売却で得た利益分をその翌年の確定申告に反映しなければなりません。
では、実際にどのように確定申告を行うべきなのか注意点や必要な書類等も含めて解説します。
▼確定申告が必要な場合とは
不動産売却に伴い確定申告が必要なケースは以下の2点です。
■不動産売却を行った際に得た利益がある場合
譲渡所得を得たとして確定申告が必要
■不動産売却を行った際に損失があり、その他の所得に対し控除をする場合
その他で得た所得に対する所得税の控除として確定申告が必要
▼確定申告をしなかった場合はどうなる
不動産売却に伴い、譲渡所得を得たにもかかわらず確定申告を行わない場合は以下のペナルティが課されます。
■無申告加算税
納付するはずの税額に対して別途加算される税金で課税割合は2通り
①納付するはずの税額が50万円までの場合は15%
②納付するはずの税額が50万円までの場合は20%
■延滞税
不動産売却翌年の確定申告での納付期限までに未納付の場合に課される税金。
計算方法は、納付する税額と納付期限の翌日から納付する日までの日数と法定割合をかけて計算します。
▼不動産売却に関する確定申告を行う際に必要な書類とは
不動産売却後に確定申告をする場合に必要な書類は以下となります。
①確定申告書B様式
②分離課税用の申告書
③譲渡所得の内訳書
④添付書類
④の添付書類は、確定申告ではその取引が本当にあったかどうかや申告と相違が無いかどうかを証明できる書類となります。
■登記簿謄本
土地や建物の所在や所有者の情報が記載された書類
■不動産取得時に得た証明書
取得時の売買契約書や相続時の相続登記事項証明書
■不動産売却時に得た証明書
売却時の売買契約書
以上、不動産売却に伴う確定申告について、その必要性などを解説しました。
必要な書類や状況がわかることで確定申告を円滑に行うことができるはずです。
今回の記事を是非参考にしてみてください。