不動産売却の流れとは
不動産売却を考える際、どんな流れで手続きが行われるのか知らなければ、円滑に進むことができません。
また、誰しも納得して不動産売却を行いたいと考えるものです。
そこで今回は、不動産売却までの流れを解説していきます。
▼不動産売却の流れ
■不動産の売却価格相場を調べる
不動産売却を行うには、不動産の売却価格を決めなければなりません。
その際に参考になるのが、不動産の売却価格相場です。
売却価格相場の基準となるのは、以下の2つです。
「周辺地域の不動産売却実績」と「都道府県の地価調査価格指標」で相場を知ることができます。
前者は、面積や間取りなどを参考に実際に売却した価格で過去5年以内の実績が参考になりやすいと言えます。
後者は、国土交通省が毎年試算している地価とその変動率の指標です。
■不動産会社に不動産売却の相談を行う
次に売却を仲介する不動産会社の選定のために売却の相談を行います。
不動産会社の選定は、知名度や売却査定見積もりなどで選ぶのも良いでしょう。
ただ、不動産会社を仲介させるメリットとしては、売買販路の規模や効率的かつ安心して売却を進めることができる点にあります。
実際に相談に行った際には、売却スケジュールや査定金額だけでなく担当者が信頼できるかどうかも重要な判断指標となります。
■不動産会社と媒介契約を行い売却条件を決める
次に仲介する不動産会社と媒介契約を結びます。
不動産売却では、単独の不動産会社とだけ媒介契約を結ばなければならないということではありません。
主に媒介契約方法は3種類あります。
・専属専任媒介契約
単独の不動産会社に売却依頼する媒介契約
・専任媒介契約
単独の不動産会社に売却依頼する媒介契約
・一般媒介契約
複数の不動産会社に売却依頼する媒介契約
ただし、複数社に依頼する場合は、それだけ費用が増えるため、注意が必要です。
■不動産売却市場で売却活動を行う
媒介契約が決まったら、いよいよ不動産の売却活動です。
不動産会社が売却の販路として活用するのは、不動産売却サイトへの掲載や全国の不動産会社だけが閲覧できる不動産ネットワークシステムのレインズです。
特にレインズは全国の不動産会社が閲覧できるため、売却を効率的に行うことができます。
■購入希望者と条件交渉を行い売買契約を締結する
購入希望者が見つかった場合、よほどお買い得な売却価格でない限りは、大抵の場合は売却価格や条件の交渉を行うことになります。
具体的には、金額の値下げ交渉や不動産の引き渡しや入居時期です。
交渉は、不動産会社と相談しながら行いますが、売り主の意向が尊重されます。
条件に合意となった場合は、売買契約を買い主と結ぶことになります。
▼まとめ
不動産売却は、上記の手順を踏んで進んでいきます。
どの段階で判断ミスをしてしまっても、不利益になってしまう場合がありますので慎重に行う必要があります。
効率的で納得の不動産売却を希望される場合は、プロに相談すると良いでしょう。
弊社では、お客様の目線で手続きのサポートをさせていただきていますので、お気軽にご連絡ください。